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◇◇ 2021年5月30日(日) ◇◇

「突然の軍事クーデター」

 2月1日、ミャンマーで突然、軍事クーデターが発生しました。国軍の兵士が地面に膝をつき、 自国民に銃口を向け、発砲している映像を見て当時、私は背筋が凍る思いでした。 3ヶ月以上が経過し、すでに犠牲者は800人以上にのぼると報じられています。その多くが若者たちです。

『ASEAN諸国からの非難』
正当な政権でもないのに、3月に開催されたASEANの会議に国軍の ミン・アウン・フライン最高司令官が代表として参加しました。
他のASEAN諸国から、直ちに若者たちへの攻撃を止めるように強く非難されたものの、 今もって攻撃を止めていません。
今後どうなっていくのかその情勢はますます混沌としています。

『大西市長に見解を求める』
私は、3月8日の第一定例会の一般質問で、ミャンマーの軍事クーデターについて質問しました。
熊本YMCAとミャンマーYMCAは11年前から親をエイズで失った孤児院の運営を募金や人の交流を通して支援しています。 そうした交流を通して、ミャンマーを身近に感じている熊本市民がいることを通して、 軍事クーデターについての見解を大西市長に尋ねたのです。大西市長は両国の交流の観点から憤りを表明しました。 そして、熊本市ができることは何でもしたい、と力強く表明してくれました。

『選挙で示した国民の総意』
軍事力、武力で国民を抑えつけようとする国軍は、若者を中心とした抗議行動の前に、 さらに弾圧を強めようとしています。
昨年11月に行われた総選挙で8割の議席を獲得したNLD(国民民主連盟)の指導者、 アウン・サン・スー・チー氏を虚偽の罪で拘束しています。

『国際世論の力』
何の根拠も無く、選挙に不正があったことを理由とした軍事クーデターですが、 若者を中心とした国民の尊い犠牲者をこれ以上増やさないためには、国際世論しかありません。

『日本とミャンマーとの繋がり』
その中で、日本政府はミャンマーとODAやアジア最後のフロンティアとして幾つもの企業が進出しており、 深い繋がりがあると言われています。ASEAN各国のみならず、日本政府がミャンマーとの絆を大事にしつつも、 毅然とした態度で、国軍に弾圧を止めるように伝えることを世界中が期待しています。

『ミャンマーの青年、イエさん』
私は、熊本市に住んでいる26歳のミャンマーの青年、イエ・ツ・ラインさんと会って話をしました。 彼はミャンマー最大の都市ヤンゴン出身です。
軍事クーデター発生前から、毎日ミャンマーの家族とSNSを利用して連絡を取っていたそうですが、 最近は国軍によってインターネットが制限され、中々連絡が取れないそうです。 昨年、両親と妹さんの家族3人が熊本に来てくれたそうですが、今後は帰国も出国も難しく、家族といつ会えるのか、 心配を膨らましていました。
彼は同じヤンゴン出身の妻と二人で、今後も熊本に住み続けたいと話してくれました。

『人権弾圧』
今も国民の尊い命が国軍によって奪われています。悠長にしている暇などないのです。 今回のクーデターはイデオロギーの違いで起きたのではありません。人権問題と捉え直して、 世界中がミャンマーの国民を支え、国軍の弾圧を止めさせる行動を起こしましょう!!