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◇◇ 2022年6月17日(金) ◇◇

「フィリピンのバナナ生産農家の窮状」

 わが家の朝食の定番、ほぼ毎朝、バナナとヨーグルトが出てきます。
子ども時代、入院のお見舞いの「果物かご」でしか見なかったことを思い出しますが、今やスーパーには、 バナナがドーンと果物コーナーの一画に大量に並んでいます。

 先日、フィリピンの大統領がバナナの値上げへの理解と輸入量の拡大を日本政府に申し入れしました。

私たちが美味しく食べているバナナですが、日本に輸入されるバナナの実に76%がフィリピン産とのこと。
フィリピンは産業が少なく、バナナの生産と輸出は重要な基幹産業となっているのです。
バナナはフィリピンにとって命綱とも言えます。輸出がちょっとでも減ってしまうと、多くの国民の所得が減り、 子どもたちが飢えてしまうほどと言っても大袈裟ではないのです。


フィリピン政府、バナナ値上げを要望「困窮するバナナ農家に希望を与えてほしい」
2022/06/08 19:01
フィリピン政府は6月8日、日本の小売業団体に対し、フィリピン産バナナの販売価格引き上げに理解を求める異例の申し入れを東京都内で行った。 新型コロナウイルス流行やロシアのウクライナ侵攻で、バナナの生産・輸送コストが上昇しているためだ。


私たちが、安くて美味しいバナナをいつでも食べられる背景には、東南アジアのフィリピン農家の窮状やウクライナ問題がある事を、 恥ずかしいながら、私は意識していませんでした。