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村上ひろし

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2020年 11月 10日(火)
「アメリカ大統領選挙」

 11月3日に投票されたアメリカの大統領選挙。候補者が全米を遊説し、 国民に直接訴える映像から、国民が直接選ぶ、と思ってしまいそうですが、 各州に割り当てられた選挙人を選ぶというアメリカ独特の選挙制度。票数ではなく、 勝った方が選挙人総取りするという仕組みが過去の大統領選で様々なドラマを生みました。

 4年前はアメリカ初の女性大統領を目指した民主党のヒラリー・クリントン候補が、 共和党のトランプ候補より得票数では2百数十万票多かったものの、選挙人獲得数の差で、 歴史上初の女性大統領の誕生は実現しませんでした。

 今回は、得票数が前回よりさらに4百万票少なかったトランプ大統領が 郵便投票制度に不正がある、として敗北を認めず、郵便投票の開票を止めるよう求めたり、 トランプ大統領自ら法廷闘争を宣言するなど、その後の混乱は皆さんもご存知の通りです。

 日本のテレビ各局は朝、昼、夜の報道番組で詳細に報道、 同盟国アメリカのだいとを選ぶとはいえ、ひょっとしてアメリカの1州では、 と錯覚??するような過熱ぶりでした。

 皮肉にも、選挙の開票状況を通して、弱い立場の国民の存在より、 自分ファーストをさらけ出すトランプ大統領のしがみついて離したくない?、 という権力へのあくなき執着心を見せつけられたことでした。

 トランプ大統領は、国民の分断を拡げた大統領として後世の歴史にその名を残すことでしょう。

 ひるがえって、日本の指導者を考えると、8年に渡る安倍晋三長期政権から、 身内中の身内、官房長官として政権を支えた菅総理が政権を引き継ぎました。

 私たち有権者である国民は、安倍晋三前総理が納得できる説明をしなかった 「森友・加計学園」疑惑、「桜を見る会」疑惑を、私は決して忘れません。

 同じ思いの人も多いと思います。 菅総理は安倍晋三総理(当時)と一緒に、「森友・加計学園」疑惑を曖昧にした当事者そのものだからです。 国民に疑惑を持たれること自体が信じられない事ですが、かけられた疑惑は徹底的に説明する、 全力をあげて疑惑を晴らすこと、そんな姿勢が政治に対する信頼につながります。

 残念ながら、学術会議候補者の任命拒否の過程を見ていても、 その期待はしぼみそうですが、説明責任を求める気持ちはずっと持ち続けたいと思います。